我が家から見える那須高原もすっかり秋一色といった様子でありまして、「皆さん、早く那須高原に来てください!」と叫んでいるようであります。是非お出かけください。絶景に心奪われること請け合いでございます。
さて、今号は「失礼します、この席空いていますか」。こんな書き出しでのスタートであります。どうぞ最後までお付き合いください。
新幹線や電車に乗りますと、「皆様が座れますよう座席に荷物を置かないでください」といった内容のアナウンスを聞いたことがあると思います。しかしこのような注意喚起にもかかわらず、混雑時に平気で座席に荷物を置いて「誰も座らせないぞ」といった雰囲気を醸し出しながら座っている大人がいるのです。
私、そのような人を見ると無性にファイトが湧いてきまして、「失礼します、隣空いていますか」とわざと座るのです。相手は「なんだ、この人、他に席が空いているじゃないかよ」といった顔をするのですが、まったくお構いなしに「失礼します」と座るのです。
最初は内心ドキドキしましたが、最近ではそれが快感になり病みつきであります。妻からは「お父さん、変な人もいるからやらないでよ」と言われますが、どうしてもそのような態度が許せないのです。何でしょう、変な正義感かもしれませんね。そのような場面に遭遇すると、マナーとはその人の人格を表すものだとつくづく感じます。
よくよく考えてみれば、子供の頃はそんなこと誰もしませんでしたよね。大人になるにつれ変わってくるのです。何故でしょうか。子供たちは、良いことも悪いことも常に大人たちを見ていますので、正直子供たちに与える影響は大きいと思います。
私も他人ばかり非難していては大人げないので、自分にも「人の振り見て我が振り直せ」ではありませんが、乗客がいてもいなくても座席には荷物を置かない、後ろの席が空いていても背もたれは倒さない等、マナーの順守に努めております。大人たちが良い見本を示せば必ず子供たちはそれに応えてくれ、真似るものだと思っております。些細なことから進めていくことで良い国に変わっていけば良いなぁと思っております。
さて皆様はどんな風に感じ取っていただいたでしょうか。
今号は「マナーと人格-パート1-」と題しましてお送りいたしました。今号も最後までお付き合い頂きありがとうございました。今号も最後は夫婦の会話で締めたいと思います。
私「また新幹線でやったよ」
妻「お父さん、危ないからやめてよね」
私「どうも我慢できないのよね」
妻「それよりお風呂でお菓子を食べることやめてよね」