皆様こんにちは、いかがお過ごしでしょうか。季節は一歩一歩確実に春に向かっているようであります。我が家に咲いている水仙も今か今かとばかりに芽吹き始めました。私は、この水仙が大好きでありまして、厳しい冬にじっと耐え、春を待つ姿がなんとも愛らしく好きなのであります。皆様はいかがでしょうか。さて、今号は「43年間に心から感謝」と題しましてお送りいたします。どうぞ最後までお付き合いください。

 私は、かれこれ43年間にわたり会社を経営してまいりましたが、来年3月をもって社長を引退することにいたしました。残り一年の社長業であります。以前から、70歳になったら会社の経営を息子に譲ろうと考えていました。幸い、社内体制も整い、内外に発表した次第であります。

 思えばあっという間の43年間でした。27歳で創業し、右も左も全く分からず、あるのは若さの二文字だけでありましたが、お客様に恵まれ、社員に恵まれ、社会に恵まれ望外の喜びであります。振り返れば何事もやる気さえあればなんでもできるんだなぁということを学んだように思います。
 
 この社長コラムも2003年に第一号を発刊し、約20年続けてきました。「継続は力なり」と言ったところでしょうか。発刊の目的は、先生方が日々忙しく仕事をされているので、箸休めとでも言いましょうか、少しでも癒しになればという思いで書くことを決意した次第であります。

 途中何年かブランクがありましたが、こんなに長く続くとは全く想像していませんでした。その原動力になったのは何と言いましても、お客様からのエールだったように思います。訪問時に、「毎月楽しみに読んでいます」「本人が来た!」などと嬉しい言葉をかけていただき、私も号を重ねるごとに執筆する気持ちが高まったように思います。

 残念ながらこのような形になりますが、この一年間を集大成と心得、最後の力を振り絞って書かせていただきたく思います。内容は私がこれまで43年にわたって経験してきたことや考えていることなどを織り交ぜながら「感謝シリーズ」としてお送りいたします。

 各月の内容でございます。「手を合わす」(4月号)、「ピンチの時に感謝」(5月号)、「チャンスの時に感謝」(6月号)、「楽しかったことに感謝」(7月号)、「本に感謝」(8月号)、「ウォーキングに感謝」(9月号)、「サスケとタロウ、愛犬に感謝」(10月号)、「お客様に感謝」(11月号)、「社員に感謝」(12月号)、「家族に感謝」(1月号)、「社会に感謝」(2月号)、「人生とは!」(3月号)、 どうぞお楽しみいただければ幸いでございます。

今号も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今号も最後は夫婦の会話で締めたいと思います。

 

私「あと一年になったよ」

妻「いよいよお父さん、一年ね」

私「アッという間の43年だったなぁ」

妻「お父さん、私にも感謝してね!」

大変お粗末様でございました。


水仙