いよいよ6月、暑い夏が近づいてきました。
皆様もう暑さ対策と心の準備はお済でしょうか。お互い段取り八分で暑い夏を乗り切りたいものです。
さて、今号は「チャンスの時に感謝」と題してお送りいたします。
前号で「ピンチの時に感謝」という話をさせていただきました。私はピンチとチャンスは車の両輪のように思います。ピンチの時には必ずチャンスがやってきますし、そのチャンスを掴むかどうかはあなた自身のハンドルさばきにかかっているのです。それではその極意を今号でお話させていただきます。どうぞ最後までお付き合いください。
チャンスを掴むための極意と言いましたが、実はいたって簡単なものではないかと私は思います。それは率先して人の話を聴くことであります。そしてそこで大事なのは、相手の話に対して素直に聴くことを心がけることです。「へぇ、そんなこと簡単よ」「えぇ、本当かしら」と思うかもしれませんが、私も長年この仕事をやってきて経験的に感じているところであります。
ちなみに皆様は、話し上手派、聞き上手派のどちらでしょうか。私はどちらかと言えば聞き上手派かもしれません。
我々の生活の中で、お喋りは楽しいものであります。「あの時、何を喋ったのかなぁ、何を聞いたのかなぁ」と思う時がありますが、普段はそれでいいのです。しかし、ピンチの時は絶対に聞き上手に徹してほしいのです。そして大事なことは素直に聴くことです。素直とは何事にもとらわれず、ありのままを受け入れることであります。是非、そんな気持ちになって聴いてほしいのです。「えぇ、難しいわね」「できないわよ」と思うかもしれませんが、ある意味簡単です。それは、「今日、素直な気持ちになって相手の話を聴こう」とまずは思うことです。そうすれば必ずあなたの雰囲気が変わってきて、相手も「この人にいっぱい良いことを教えてあげよう」と思うものです。それを上手く咀嚼して自分のピンチをチャンスに変える材料に充てれば良いのです。簡単でしょう!
私は過去、このように自分に言い聞かせ、率先して人の話を聴くことを心がけてきました。幸いに大きな失敗も無く、今日まで来ることができました。大変ありがたいことだと思っております。これからも素直な気持ちを忘れずに精進してまいりたいと思います。引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
皆様はどんな風に感じ取っていただけたでしょうか。今号も最後までお付き合いいただきありがとうございました。今号も最後は夫婦の会話で締めたいと思います。
私「今日、○○メーカーとの商談しゃべりすぎたな、反省だよ」
妻「あら、お父さん珍しいわね」
私「相手が一枚上手だったのかなぁ」
妻「私の話、いつも聞いているようで、聞いていないわよね、私の方が一枚上手かしら!」