さぁ皆様、今年も暑い夏がやって来ました。日傘の準備はお済でしょうか。特に男性の皆さん、是非この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。きっと病みつきになること請け合いでございます。

 さて、今号は感謝シリーズ第4弾といたしまして「楽しかったことに感謝」と題してお送りいたします。どうぞ最後までお付き合いください。

 私はこれまで、趣味としてビジネス書を読んだり、ウォーキングをしたり、愛犬と触れ合ったりと色々なことをやって来ました。また、家族とのふれあい、社会との関わり、どれもこれも楽しかったことに間違いありません。

しかし、よくよく考えてみれば究極の楽しみは働くことの喜びではないかと思います。最近そんな風に感じるようになりました。遥か昔高校1年の時、友人と2人で北海道に行くための軍資金作りとして、炎天下の中、道路工事のアルバイトをしたことを初めとして色々な仕事をしてきました。若かったこともあり、無我夢中で働きました。そうしたら現場監督さんが来て「兄ちゃんよくやるね、アイス食べな」とご馳走してくれたのです。
 嬉しかったですね。私の働く原点はここから始まったように思います。働くとは、人から褒められたり、喜んでもらったり、認められるということが仕事だということを体で覚えました。また、18歳から20歳までの2年間は新聞配達もし、毎朝3時半に起床して朝刊の配達、下校後は夕刊の配達と、今ではあまりそのような働き方はあり得ませんが、当時はごく普通のことでした。道路工事のアルバイトと同様、人に尽くせば尽くすほど、結果自分に返ってくるのです。思い返すと本当に良い経験をしたと思っています。

 さて、硬い話ばかりで恐縮でございますので、ここで少し箸休めとして皆様に笑っていただきたいと思います。お客様を訪問した時の出来事でございます。栄養課のドアをノックして「おはようございます!療食サービスの野村でございます!」と大きな声で挨拶すると、奥から先生が来られて「あら、今度担当が変わったの?」と開口一番話されました。私は「私、療食サービスの社長でございます」とお伝えすると、先生は「ごめんなさいね、てっきり営業マンが変わったのかしらと思いましたよ」と笑いながら話されていました。70歳にして、まだ営業マンとして認めてもらえること、これこそ天にも昇る境地かと、とても嬉しく帰りはルンルン気分でした。

 こんなにたくさんのお客様がいて、お客様にお届けできる商品があって、そして人から褒められ、喜んでもらい、認められる仕事は世界中に色々あるでしょうが、その一端を担えるこの仕事に改めて感謝であります。これからもこの環境に感謝し、更にお客様にご満足いただける会社づくりを目指して参りたいと思います。どうぞ引き続きご指導ご鞭撻の程お願い申し上げます。

 今号も最後までお付き合いいただきありがとうございました。今号も最後は夫婦の会話で締めたいと思います。

 

私「今日お客様を訪問したら、担当営業と間違えられたよ、嬉しかったね」

妻「あら、お父さん、良かったわね」

私「まだまだ、捨てたものじゃないよ」

妻「お父さん、退職したら、一営業マンとして頑張ってみたら?」

大変お粗末様でございました。

社長営業