皆様、毎日うだるような暑さが続いておりますが、日傘はお使いでしょうか。是非、日傘で暑い夏をお互い乗り切りましょう。

さて、今号は感謝シリーズ第5弾といたしまして「本に感謝」と題してお送りいたします。どうぞ最後までお付き合いください。

 
 皆様はどんな本がお好きでしょうか。いろいろなジャンルがありますが、私は過去30年以上ビジネス書オンリーで今日まで読んできました。ご覧いただいております写真は「野村文庫」と称しまして、社員が好きに読めるよう作った書籍用の部屋でございます。

 皆様この部屋には何冊ぐらい本があると思いますか?実は3,585冊ここに保管してあります。約30年、年間にすると約120冊、月にすると10冊読んだ計算になるでしょうか。このように数字で表すと「よく読んだものだなぁ」と自分でも感心するぐらいです。それと言いますのも、若かりし頃は本とは全く縁のない生活を送っていました。以前のコラムでお話ししたように37歳の時、銀行の方に「社長、会社の決算書本当に読めるの?」と言われたのが屈辱で、それが縁で本に触れることになりました。若い時はページをめくるたびに何かの発見があるようで、時間を忘れて読んだものです。気づいたらご覧のように4,000冊近くにもなっていました。あの時、銀行の方に指摘されなかったら今の自分は無いと思います。改めてその方に感謝であります。

 ここで少し私の読書感についてお話しさせていただきます。恥をかいたことが本との出会いと申し上げました。色々な知識をつけるため、ビジネス書以外にも直木賞や芥川賞作家の本を読んだことがありました。しかし、途中で本を片手に寝てしまい、これは自分に合わないなぁと実感したこともありました。逆にビジネス書になると、目が段々輝いてきて眠くならないのです。むしろ時間を忘れて徹夜で読んだこともありました。不思議ですよね。私本はそれで良いと思います。好きなものに特化して読む、それが一番です。また、ビジネス書を読んで更に感じたことは「経営は知識が無いと知恵が出ない」ということです。特にトップに立つ人は常に判断が要求されます。その判断を誤らないためにも知識を多く持ち、いつでも正しい判断ができるよう知識を磨くことが大切だということをビジネス書から学びました。ビジネス書に興味のある方、是非お越しいただき本談義でもしたいものですね。心よりお待ちしております。

 今号も最後までお付き合いいただきありがとうございました。今号も最後は夫婦の会話で締めたいと思います。

 

私「今まで読んだ本楽しかったなぁ」

妻「お父さん、本当にたくさん読んだわよね」

私「お金に換算すると高級車1台買えるかなぁ」

妻「あら、お父さんの知識になったのは軽自動車ぐらいじゃない」

大変お粗末様でございました。

野村社長の読書の様子

野村文庫全体