今年もあっという間に一年が過ぎようとしております。皆様の一年はいかがだったでしょうか。今号は前号に引き続き、私にとりましては前号同様、感謝シリーズ本丸でございます。どうぞ最後までお付き合いください。

 今から44年前、この3人(写真)でスタートした会社が現在、協力会社を含め約150名の大所帯となりました。これも偏に社員の頑張りの他にありません。心から感謝申し上げる次第であります。

 創業時、せいぜい10人位の社員が雇用できれば良いなぁと思って始めました。それがこのような大所帯になり、私も正直びっくりであります。昔の話で大変恐縮ですが、当時の社員は朝7時に出社して、帰るのは夜9時、10時といった世界で一生懸命働いてくれました。思い出しただけで本当に頭が下がります。また、若かったこともあり、仕事を終えると皆で食事に行き、とても楽しい時間を過ごしました。時代とはいえ、異端児的なことも多くしてきましたが、皆よくついてきてくれたと思います。

 私の仕事はどちらかと言いますと新規開拓や新しいことにチャレンジすることが多く、従って会社にはほとんどおらず、実務面は社員任せでした。しかし、不思議なものでかえってそれが良かったのかもしれません。人は任されると嬉しいもので、ついつい頑張ってしまうものです。結果オーライでした。会社は新規開拓する人、良い商品を考える人、そしてそれを供給する人など、様々な仕事があります。それらの仕事を分担することと、責任を持って任せることが大切だということを学びました。今はすっかりそれが定着し、根付いているのです。何事も経験かもしれませんね。皆様の職場はいかがでしょうか。

 また、私は会社を「社会の公器」だと思っております。法律的には個人の物かもしれませんが、実は社会から預かった物なのです。預かった物を社会のため、人のために活かし発展させることが大切なのです。そんな思いでこれまで経営をしてきました。後を継ぐ社員達には、これからも変わらずその思いを継承していってほしいと思います。

 上記の思いの元、今の令和の時代に相応しい経営を進めながら更に社員満足を高め、その結果お客様に良いサービスを提供できるよう精進してまいります。どうぞ引き続きご指導ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。

 末筆ではございますが、2025年が皆様に取りまして素晴らしい一年になりますことを心より祈念しております。一年間本当にありがとうございました。

 今号も最後までお付き合いいただきありがとうございました。最後は夫婦の会話で締めたいと思います。

 

私「いよいよ社員ともお別れだよ」

妻「お父さん、良い社員で良かったね」

私「本当だよ、ありがとうの一言だよ」

妻「私も社員みたいなものだからね」

大変お粗末様でございました。

社長のコラム2024年12月号写真