皆様こんにちは、お元気でしょうか。平成15年に先生方の癒しになればという思いでスタートしたこの「社長コラム」でございますが、いよいよ今号で最終回でございます。
 創刊以来21年間書かせていただきました。私自身こんなに続くとは全く想像しておりませんでしたが、お客様訪問時に「毎月楽しく読んでいます」「わぁ、本人が来た!」などと心温まるお言葉を頂戴し、それが大きな励みとなり今日まで書き続けることができました。皆様には心から感謝申し上げる次第であります。

 さて、この最終号は私なりに今日まで生きてきた思いを「人生とは!」と題して書かせていただきたいと思います。どうぞ最後までお付き合いください。

 下記の詩は以前紹介させていただいたことがありますが、私のこれまでの人生で最も影響を受けた方の詩でありまして、いつも手帳に忍ばせているのであります。その方の詩を要約しますと、「幸福の条件とは、人生の目標を定め、自分で出来ることに精一杯努力し、そして身分相応の社会貢献をすること」とあります。私流に言えば、「夢に向かって進み、延いてはそれが社会に役立つこと」でございます。私もその方の考えに賛同し、少なからずこのような生き方を真似したいと今日まで実践してまいりました。しかし、これは言うのは簡単ですが、実践していくにはなかなか難しいものであります。まずは自分の生き方を定めることからスタートすることが肝要ではないでしょうか。人生は誰しも一度きりであります。楽しみながら頑張っていきたいものです。私はまだまだその領域に達しておりませんが、これからもそれに向かって精進してまいりたいと思います。私の思いが少しでも皆様の心の励みになれば幸いでございます。

 さて、私はこれまで随分と働いてきました。このあたりで44年の経営人生に別れを告げ、後進に道を譲りたいと思います。併せて社長コラムも終了でございます。長きにわたりこのコラムをお読みいただき心より感謝申し上げます。またどこかでお会いできることを楽しみにしております。

末筆ではございますが、皆様の益々のご活躍とご健康を心より祈念して、筆を置きたいと思います。今号も最後は夫婦の会話で締めたいと思います。

 

私「今号で最後だよ、よく書いたなぁ」

妻「本当ね、ご苦労様でした」

私「少しさびしい気がするね」

妻「お父さん、これから時間あるから小説を書いてみたら?」

大変お粗末様でございました。

幸福の条件

3月コラム写真